神様のお役に立つ私でありますように 副教会長 

毎年のことではありますが、秋の御大祭の後年末に向けて、個人的に検診等の時期がやってきます。健康診断やがん検診、インフルエンザの予防接種、加えて今年はコロナワクチンの接種もありました。お医者さんからのススメで去年と同じ時期にということで毎年同じ時期にさせていただいています。

 ここでひとつ恥ずかしい話をします。若い頃は自分の健康に本当に無頓着でした。持病がわかってからも子育てや無気力(持病の症状だったのですが…)を言い訳にして積極的に治療に取り組みませんでした。薬も飲んだり飲まなかったり、通院も少しずつ先延ばしにしたり、そんな感じでした。そして何より子供たちの送迎や買い物で教会を閉門することがあった上に、加えて通院のために度々閉門する勇気がありませんでした。ですから健康診断などほとんど受けていませんでした。

 そして10年前、90年祭の年のことです。それまで少し背中に痛みはありましたが日を追うにつれそれが強くなっていきました。それでも90年祭が終わるまでと我慢していました。そんな中、名張にある運動施設や整骨院などのことについて、あるご信者さんと話をしていた時に「先生通いたいところがあるなら、教会を閉めて行ってくださいね。先生がそれで健康になって御用してくれるなら、私にとっていいことですから」と言ってくださいました。
 私はその言葉を聞いて今までの自分の御無礼に唖然としました。何という思い違いをしていたのかと反省しました。神様からいただいた体を大切にさせていただくことから神様の御用は始まるのだと思いなおしました。そしてすぐに検査を受けました。結果いくつか病気が見つかり今も治療中です。しかし手術も入院もなく90年祭の御用も無事させていただき、日々教会の御用をさせていただいていることに感謝しています。

 それから通院も欠かすことなく、検診も毎年受けるように心がけています。今年はあと健康診断を残すのみとなりました。病気がみつかり、治療中の自分であったとしても、そのままの自分で神様のお役に立たせていただけるようお願いさせていただこうと思っています。




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